ジムに通おう
何の話か
今日は、ジムに通いたいとずっと思っているけれども、なかなか踏み出せずにいる方に向けて、ちょっとした後押しになるような記事をかいてみます。運動に興味はあるものの、出来ずに何年もたっている方は読む価値があるかもしれません。
はじめに
私は、ジムに初めていってから、週1-2のペースを2年弱続けています。筋力、心肺機能は大したことはありませんが、運動をしていないひととは明らかに異なる体格ではあると思います。(時々ひとから「鍛えてる?」と言われます。)
その程度なので、トレーニング内容に関して偉そうなことをいうつもりはないのですが、自宅筋トレ、体幹トレーニングなど、何をしても3日坊主であった自分が今回はそろそろ2年も定期的に運動をしているので、何がうまくいったかを振り返ってみます。
運動のメリット
運動習慣をつけるには、前提として、なんとなく「運動はいいものだ」という認識は必要です。私は医師なので、そこらへんは疑問に思ったことがないのですが、個人的に実感できたメリットをざっと挙げると、
- 腰痛が治った
- 猫背が治った
- 慢性的なダルさが軽減した
- 階段を昇るのが楽勝になった
- 気持ちが前向きになった
- 根拠のない自信がわいてきた
- 睡眠の質が上がった
こんなところです。3ヶ月位運動をするだけでこれだけ得られれば、なかなか魅力的ではないでしょうか。最後の自信については、過去にTestosteroneという方がつぶやいていた4.が心に残っています。確かに、いざというとき力で上司を抑え込めると気がついてからは些細なことでは心が動かなくなりました。
その他、疫学的には生活習慣病やうつ病のリスクが低下することを筆頭に、よい影響が多数知られているので、これらは実感できる効果ではないですが、多くの人にとっては魅力的な効用でしょう。
なぜジムに通うか
さて、運動のメリットに少しでも魅力を感じた方が、運動習慣をつけるには私の経験上、2つしかありません。
ひとつは、「自分の好きなスポーツをしているグループに所属する」
もうひとつは「ジムに通う」です。
前者は、間違いなくいい方法ですが、共働きや子育て世代だとなかなか予定を立てるのが難しく、ハードルが高いので、後者がおすすめになります。
なぜ運動習慣のためには自宅トレがだめで、ジムが必要かというと、自宅トレは
- 「いつやってもいい」という自由さのゆえに、いつもやらない
- 自宅でやるトレーニングは、効率が良くない上に、つまらない
このふたつに尽きます。
ジムだと
- 会費を払っているので、もとをとるためにいくという圧力が生まれる
- 器具によって効率的に運動できる
- エクササイズのプログラムが豊富
- スタッフに適切な運動についてアドバイスが聞ける
- 効率的な運動の結果、効果が実感できて楽しくなる→また行きたくなる
となるため継続しやすくなります。
四の五の言わず、まず行こう
ジムへ通うとなると、不安な点・行きたくない理由が色々浮かんで来ると思います。
ただ、大事なことはそれらの理由を一旦脇において、とにかく一回いくことです。
休みの日が確定したら、ジムに電話しましょう。そして道すがら内履きと運動着を買って、その日中に行きましょう。必要なのはたったそれだけです。迷惑がられることはありません。
ちなみに入会キャンペーンはどこもたいてい年中やっているので、適切なタイミングなど皆無です。
行きたくない想定理由と回答
私がジムに行く前に抱いていた思考をもとにQ&Aを作成しました。
Q. きてるのは、ムキムキなひとばかりなんでしょ?
A. 確かに、ガチなトレーニーが集うジムはあります。しかし地方だとエアロビ、ボクササイズ、ヨガなどのスタジオプログラムが中心で、バーベルでガッシャンガッシャンやっているひとたちは少数派です。そしてスタジオプログラムは中年~老人が中心で、そこに若者が混じる感じでやっていることが多いです(時間にもよります)。そのジムの雰囲気は1回見学すればわかると思います。
Q. 鍛えている人々の中に、初心者が入っていくのは怖い。
A. エクササイズはクラス分けがされていて、インストラクターが初心者にも丁寧に説明してくれます。
ベンチプレスやダンベルを用いたウエイトトレーニングに関しては、私も最初は正しいトレーニングの仕方がわからず、場違い感がすごかったです。そんなときは遠慮なくインストラクターに尋ねれば、丁寧に器具の使い方を教えてくれます。そして年中新規会員が入ってきているので、ジムでインストラクターに器具の使い方を尋ねる姿は毎日のよくある光景です。
Q. ジムにいく時間は捻出できるのか。
A. これに関してはそれぞれの事情によるとしか言えませんが、金沢のジムは平日はだいたい23時までやっているところが多く、エニタイムフィットネスは24時間あいています。
夫婦共働き、小さい子がいる我が家の場合は、平日週に1回は19時までに帰ってくるようにして、子どものご飯作る・食べさせる、風呂に入れる、寝かせつけるを21時までに終えます。そうすればそれからジムに向かっても十分運動が出来ます。あとは土日のどこかで90分程度時間があけばジムに行きます。これで週2回達成可能です。
継続しやすくするポイント
ジムに入会したはいいものの、幽霊会員になっているひとも、まま聞きます。
最後に、そうならないために私が重要だと思うポイントを2点紹介します。
1. 自宅から一番近いジムに入会する
成功の鍵は80%これが握っています。どんなに設備がよくても、自宅から気軽に通えるところでないと長続きしません。15分以内で通えればベストです。最近はジムに通う人口が増えてきているので、調べ直してみると自宅の近くに新しくジムが出来ているかもしれません。
2. サッといってサッと帰る
毎回気合をいれてジムに通っていると長続きしません。サッと行ってサッと帰るのがポイントです。
着替えと靴とタオルだけもったらすぐに家をでます。ジムに着くと、1回の運動は1時間程度、長くても90分までに留めましょう。あんまり根を詰めると次回行きたくなくなります。ジムに行く心理的障壁をつくらないのが重要です。
まとめ
- 運動をするといいことたくさん
- 運動習慣をつけるにはジムが最適
- 近いジムに電話してすぐ行こう
少しはジムに行きたくなったでしょうか?
次は、正しいトレーニングについて最低限の知識を最短で得る方法について書くかもしれません。